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                                            2003年1月1日 創刊号
 
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新年を迎える
今回の内容
1.お飾り   2.福茶


 1.お飾り
  
移住後、初めての正月を迎えるのだから、
 お飾りは自分で作ろうと思った。
 といってもワラがないので、ホームセンターに行って、
 一番安いしめ飾りと半紙、鏡餅、それにずっと欲しいと
 思っていた福寿草を買ってきた。あとは現地調達。

  まずはしめ飾り、買ったお飾りはなんと交通安全の
 ものだったが、そんなことでめげてはいない。
 下敷きの黄金のボール紙で開運を表す末広を折り、
 半紙で神の聖域を表す神垂(シデ)つくり、
 これに笹・赤松・ウラジロ(シダ)取り付ければ
 立派なもんだ。(写1)
 以前はダイダイとユズリハをつけたものだが、
 ここにはまだ植えておかなかったのが残念だった。
 サカキも見つからなかったので、神棚には、
 ネズミモチで代用した。

  入口は、門松に代えて松竹梅にシデをかけたが、
 せっかくウメのつぼみは目立たなかった。(写2)
    松飾り 蕾み小さき 梅をさす。 [コノミ]

  今回の一押しは外用のお飾り。
 ログの長いすの上に、白紙を敷き、
 笹・ヤブツバキ・シキミの順に枝を重ね、
 カリンの橙色の実でまとめてみた。
 木の実クラブには、ふさわしい飾りだと自負している。
 それに、コパの風水によると、今年のラッキーカラーは
 緑に橙だそうである。(写3) 

  玄関ホールには鏡餅を飾りつけようと張り切ったが、
 最近は簡単に飾り付けられるセットがついていて、
 下にナンテンの葉を敷いただけで終わった。
  隣にはいかにも幸せが転がり込むような
 福寿草を配したが、結局正月がきても黄色い花を
 まだみせていない。(写4)
    年越せど つぼみのままの 福寿草。 [コノミ]

  それにしても、「門松は冥土の旅の一里塚、
 めでたくもありめでたくもなし」の一休の狂歌が
 分かるような年になってしまった!
 
        (写1)              (写2)
       
                (写3)
       
                 (写4)

 2.福茶
  
大晦日の夜は、細く長く生きますようにと呪文のように唱えながら蕎麦を食うのだが、
 我が家にはもう1つ慣習があって、福茶をすすりながら除夜の鐘を聴くのである。
 福茶というのは、甘く煮詰めた黒豆を二三粒湯飲み茶碗に入れ、濃い目の日本茶を注いだものであるが、
 親父にとっては、その福茶を入れるのがその年の最後の仕事となるのだ。
  ところが、結婚してその慣習を受け継ごうとしたら、妻はそんな風習はやったことがないし、
 聞いたこともないというのだ。以来、思い出したように、友人・知人に尋ねてみたのだが、
 知っている人に出会わなかった。僕はこのときになって不安になり、広辞苑を開いたのだ。
 すると、昆布や梅干など、入れるものはさまざまだが、確かに福茶は存在してた。

  以来、そして今年も、妻と二人「本年もよろしく」とあいさつをかわしたあと、
 安心して福茶をすすりながら、除夜の鐘を聴いている。
 そして、今年こそ福が舞い込んでくるような気がしている。
 
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