
| 楽園に暮らす 2003年1月2日 第3号 |
| 新年を迎える 今回の内容 3.書初め |
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3.書初め 友達から中国のお土産に硯をもらったから、今日は 書初めに挑戦しようと漠然と考えていた。 福寿草も買ったことだし、まだ見ぬ花を想像しながら、 半紙にでかでかと「福・寿・草」と書いてやろうと 意気込んだりもした。ところが、気がついてみると 持ってきたはずの、硯が見つからないのだ。 すぐに諦めようとしたが、頭からでかでかという言葉が 離れない。 でかでか・・・でかでか・・・小学校の頃、答案返却時に 字がへたくそな上に丁寧に書こうとしないものが 3人いると名指しでおっしゃられたことがある。 そのとき僕は残り二人同様、恥じ入るどころか、 名前を呼ばれたことに誇りすら感じてしまっていた。 そんな僕が書道コンテストに佳作入選してしまった。 字はうまくはないけど、でかでかとして迫力がある、 というのが評だった。書道=でかでかが僕の頭に定着 してしまったらしい。 白い半紙にでかでかと・・・目に映るは白銀の平原・・・ 雪の上にでかでかと書いてみたら・・・ 八ヶ岳が見下ろす銀世界に書初めとは、これまた ロマンチックじゃないか。僕は即座に長靴を履き、 ポッケに両手を突っ込んだまま、汽車ポッポの格好で、 大地を削り始めた。 木の実クラブにふさわしく「木の実」と描いた。(写1) しかし、雪かきをしている女房を尻目にしたから だろうか、人生を少し長くやったからだろうか、 字にあの往年の迫力はなくなっていた。最後に、 サインのつもりで、わが愛猫のカルチャーを配したが、 都会ネコの肉球が冷たい雪に耐えられるはずもなく、 シャッターチャンスの前に逃げ出してしまった。 もくろみは失敗に終わったが影の感じがよかったので お気に入りの一枚となった。(写2) |
(写1) (写2) |
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